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今回は、西日本を中心に複数店舗を展開されているドラッグストアチェーンの企業様に、営業担当と共に訪問してまいりました。
ご相談内容は、訪日外国人観光客、いわゆる“インバウンド”への対応を強化したいというもの。特に近年は、中国・韓国・台湾などアジアからのお客様が、日本製の医薬品や化粧品、食品を求めて来店されるケースが増えており、こうした変化にどう対応すべきかが課題となっていました。
お話を伺うと、以下のような現状が浮かび上がってきました。
・外国人観光客に「ここがドラッグストアだ」と認知されにくい
・近隣駅前に出店した競合店舗に客足を取られている(内装の明るさなどで差別化されている)
・店頭ののぼり旗や販促幕がバラバラに増設され、統一感がなくなってしまった
・現在の来店者は、昔のように大量購入ではなく、高単価商品を少量買う傾向に変化している
現場を実際に見たうえで、私たちがご提案したのは次の2つの施策です。
店舗のガラス面を活用し、遠くからでも“ドラッグストアであること”が分かるデザインをご提案。以下の2案をお示ししました
・多言語対応ビジュアル案: 英語・中国語・韓国語+商品写真で直感的に伝える
・赤を基調にした訴求案: 「免税」や「値引き」を3カ国語で大きく表示し、即時性の高い購買意欲を喚起
店舗の前に設置することで、視認性を高めると同時に、ブランドの統一感を演出。多言語表記で観光客への訴求も強化。
加えて、複数店舗でデザインを統一することにより、「あのお店、ここにもある!」と連想させるブランディング効果も狙います。
今回はご提案段階ということもあり、すぐの導入とはなりませんでしたが、お客様からは「なるほど」「それはやってみたい」といった前向きな反応をいただきました。
インバウンド需要は時代とともに変化しています。過去の“爆買い”の時代とは異なり、今は情報と空間でしっかりと「選ばれる理由」を作ることが大切です。
エンドラインでは、実際に現場を訪問し、課題を丁寧にヒアリングしながら、効果的なデザインとツールをご提案しています。
全国チェーンや多店舗展開でお悩みのご担当者様は、ぜひお気軽にご相談ください。