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のぼり旗と聞くと、現代では「お店の前に立ててある販促用の旗」というイメージが一般的です。でもそのルーツをたどってみると、驚くほど“実用的な目的”があったことをご存じでしょうか?
起源はなんと戦国時代。敵味方が入り乱れる戦場で、自分の軍を識別するために使われていたのが“のぼり”です。旗に家紋や名前を掲げることで、「あれが味方だ」と判断できたのです。
つまり、のぼり旗の本来の役割は「区別=差別化」。
この原点に立ち返ると、今の不動産業界で乱立する「ありきたりな」販促のぼりに違和感を覚えずにはいられません。
目次
1.「どこも同じ」じゃ埋もれる時代。のぼりこそ差別化ツールに
2.実例紹介:カエルのキャラでまちの注目を集めた不動産会社
3.ブランドを伝え、印象に残すのぼり旗の工夫とは?
4.まとめ:のぼり旗で「見つけてもらえる不動産」へ
現在、多くの不動産会社が店頭や現場にのぼりを掲げています。しかしその多くは、「入居者募集中」や「お部屋探しは当店へ」など、似たような文言・配色・形状ばかり。
──これでは、通行人にとって何の印象にも残りません。
本来、のぼり旗は「選ばれる」ためのツール。だからこそ、オリジナリティとブランド性を盛り込むことで、他社としっかり差別化できるデザインが求められているのです。
実際に、埼玉県川口市にある〈不動産カエル 株式会社モリタ様〉では、自社キャラクターのカエルを使ったユニークなのぼり旗を制作。
旗の下部を丸くカットしたオリジナル形状にし、カエルのイラストとポップな配色で遠くからでもパッと目を引くデザインに仕上げました。
その結果:
・通行人が「ん?なんだろう?」と立ち止まるように
・SNSでの写真投稿や口コミが増加
・社内でも「うちの旗、かわいいよね」と話題に
のぼり旗ひとつで、外にも内にもポジティブな効果を生み出す好事例となっています。
エンドラインでは、のぼり旗を「ただの販促物」ではなく、「会社の顔」として捉えています。
だからこそ、以下のような観点からデザインを提案します:
・形状の工夫:下部を丸くカットする、キャラの輪郭に沿って加工するなど、視覚的にユニークな形に。
・色とフォントの設計:企業のイメージカラーや、ターゲットに合わせた書体で統一感を演出。
・キャッチコピーの磨き込み:ただの「入居者募集中」ではなく、ブランドの想いが伝わる一言に。
このように、のぼり旗も「企画からブランディングまで考える時代」に突入しているのです。
のぼり旗は、他社と自社を区別するために掲げられた、古くから続く“伝える旗”。
今の時代もその本質は変わりません。むしろ、情報が溢れる今だからこそ、「違い」が際立つ工夫が必要です。
「どれも同じ」に見える不動産広告に、ひとつ抜けたデザインを。
そして、街ゆく人の記憶に残る“旗”を。
エンドラインでは、素材から形状、デザインの企画まで一貫してお手伝いしています。
「のぼり旗、そろそろ変えたいかも」と思った方は、ぜひお気軽にご相談ください。